「まとめる」ことで思考力は加速する!「思考の整理学」要点
本を読んでも、なかなか身に付かなかったり、すぐに忘れてしまうことってありませんか?
わたしは本を月に10冊くらい読みますが、読んだ次の日には忘れてしまっていることが多くありました。
そんな時「思考の整理学」という本に出会いました。
1年ほど前から、この本に書かれていたことを実践していますが、知識が体系化され自分の頭の中がクリアになっていくのが、最近実感できています。
今回は、わたしを変えてくれた「思考の整理学」を紹介してみようと思います。
思考の整理とは?
思考の整理とは、情報(思いつきや事実)を抽象化していくことと言える。
情報の共通点や同種を集め、整理して関連付けていく。
そういう整理もある。
だけど本当の整理は、抽象化し「量を質に変化」させることだ
人は多くの情報を持つことが出来ない。
また、整理されていない断片的な情報は、頭のぜい肉となり身動きが取れなくなってしまう。
だから、抽象化することで不要な情報を捨て、細部をそぎ落とし「量を質に変化」させる。
つまり情報を圧縮することと言える。
高度に抽象化された情報は、シンプルで普遍的で汎用的な知識となる。
普遍的な情報は、長く使え陳腐化しにくい。
汎用的な情報は、他に応用しやすく使いやすい。
どうやって思考を整理するか?
思考を整理するには書くことだ。
それにはノートを3種類用意する必要がある。
2.まとめノート
3.まとめのまとめノート
メモ帳
メモ帳は常に持ち歩き「何か思いついた」「面白いことを聞いた」「見た」「読んだ」ことをメモする。
ちょっとした思いつきは、すぐに忘れてしまう。
忘れてしまうと、どんなに思いだそうとしても、それを思い出すのは難しい。
だから必ずメモをしなければいけない。
まとめノート
まとめノートは、メモ帳から良いモノを選別して書き移していく。
メモした後、すぐにまとめノートを書いてはいけない。
メモを一晩寝かせることが重要になる。
次の日にメモ帳を見直すと、新しい面が見えるようになっていたり、名案だと思っていたことが愚案だったりする。
不要なメモは捨て、見えるようになった新しい情報を肉付けし、まとめノートに書く。
1ページにつき1つのテーマだ。
まとめのまとめノート(メタノート)
まとめのまとめノートは、まとめノートをさらに厳選して書いていく。
まとめを組み合わせたり、まとめから新しい仮説を立てたりする。
2ページで1つのテーマを書いていく。
抽象化した考えをさらに抽象化していくと、最終的には名詞だけ、または名詞に近い形になる。
この名詞を主とした題名ができたところで、思考の整理は完成する。
3冊のノートを作ると
3冊のノートを作れば、自分の思考がすべて「ノート」の中に書いてあることになる。
著者は20年以上、ノートを作り続け「まとめノート」が31冊、「まとめのまとめノート」が22冊になった。
執筆を頼まれれば、このノートを見て書く材料を探すそうな。
そして、著者は言う。
思考の整理学 |
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